離婚に踏み切る前に考えるべき5つのチェックポイント|後悔しない決断のために

 「もう無理…離婚したい」
 そう感じる瞬間は誰にでも訪れるかもしれません。
 ですが、離婚は人生に大きな影響を与える重大な決断です。

 感情に任せて急いで離婚を選ぶと、あとで「こんなはずじゃなかった」と後悔することも…。
 離婚に踏み切る前にぜひ考えてほしい5つのチェックポイントをご紹介します。

今の不満や問題は「離婚」でしか解決できないか?

 夫婦関係にはさまざまな問題が起きますが、すべてが離婚でしか解決できないとは限りません。
 ・第三者(カウンセラー・家族など)に相談したか?
 ・別居や距離を取るなど他の選択肢は?
 ・自分の気持ちは一時的な感情ではないか?

 一度立ち止まり、自分の中の「本当の理由」を探してみましょう。

離婚後の生活設計ができているか?

 離婚後の住まいや収入、仕事のことなど、生活に関する見通しを立てることが必要です。
 特に以下のような項目を整理しておくと安心です。
 ・住まいはどこになるのか?
 ・仕事・収入源は確保できるか?
 ・子どもがいる場合は、育児・教育環境の継続が可能か?

経済的な準備はできているか?

 離婚には意外と多くのお金がかかります。
 引越し、家具の準備、法的手続き…。
 また、離婚後すぐには収入が安定しない可能性もあるため、一時的な生活資金の確保が大切です。

相手との協議・話し合いはできそうか?

 協議離婚の場合、相手との冷静な話し合いが不可欠です。
 話がまとまらない、あるいはモラハラやDVなどがある場合は、第三者(専門家・行政機関)の介入も視野に入れましょう。

離婚に関する基本知識を理解しているか?

 離婚には、以下のような項目が関わってきます。
 ・財産分与
 ・養育費・親権・面会交流
 ・慰謝料の有無
 ・離婚協議書の作成

 知らないまま進めると、あとから不利益を被ることもあります。

「離婚ありき」ではなく、冷静な判断を

 離婚は、感情だけで決断してしまうと大きな後悔につながることがあります。
 今回紹介した5つのチェックポイントをもとに、今一度じっくり自分の気持ちと状況を整理してみてください。

 そして必要であれば、専門家に相談することで冷静な視点を得ることができます。